- 2008-9-11
- eこってニュース
今年の春先に搾った新酒は当然当社の日本酒として市場に段階的に出荷されるんですが、その搾りの時に副産物として「酒粕」ができます。
春先から少しの間は「板粕」として出荷されいろいろな使われ方がされるようです。
最近では保湿や美白など、美容などにこの「酒粕」が良いとされ、違った方面から注目されて、雑誌マスコミなどでも取り上げられています。
その「酒粕」が今頃になると柔らかくなり、今度は酒粕を使った漬物を造る元として利用されるようになります。
粕漬けと言われるもので漬物の消費が減っているとはいえ、業者や野菜等を多く造っている人には必需品となっています。
最近は残念ながら日本酒の販売低迷によりその副産物である酒粕も日本酒製造の減少や粕を出さない造りをしたりで、減ってきているのが現状で、下手をしたら日本酒より貴重品になっている面もあるようです。
皆さんも「酒粕」の効用を勉強して使ってみると意外な発見や料理ができると思いますけど、チャレンジしてみては。
当店小売部に来て頂くと役に立つ「酒粕」の利用法を紹介した小雑誌がありますので、それを見て利用してみるのもおもしろいかもしれませんよ。(無料、数に限りあり)
今回はせっかくですので、家の母が粕漬けする時のレシピを紹介しますので、参考にしてみてください。
題して「家庭で出来る酒粕を使った簡単で美味しいつけ方」
材料
生なす 4kg (なすがおいしい)
分量
酒粕 4kg
砂糖 800g(甘い感じが好きな人は1kg)
塩 2合と半分
作り方
材料をさっと洗って水気を切る(布でふく)、材料を混ぜ合わせ風とうしの良い所に置く、10日間位たつと、もう食べることができます。
長持ちもします。(塩漬けしてからだと大変)
一回使用した粕は小分けして季節の野菜を漬け込んで再利用できます。三日間位で食べる事できます。
こんなレシピを参考にあなた自身のオリジナル「粕漬け」にチャレンジしてみてください。
ちなみに、当社の粕はアルコール分を多く含んだ「酒粕」のせいか美味しく漬かると多くの方に愛用されています。(毎年のリピーターの人も多いんですよ)
少し高いかもしれませんが、使ってもらえば違いが分かって頂けると思います。
阿部酒造(株) 阿部 庄一