柏崎の漂着ゴミ

先日、昼食を食べながら見ていた民放の報道番組で、佐渡島に流れ着く漂着ゴミの問題が取り上げられていた。
青海川駅海流に乗って海外から漂着するゴミが近年特に増えているということが問題視されていた。

佐渡は周りが全て海岸線であるから漂着ゴミは大きな問題になっているが、当地柏崎もフルマラソンのコースが設定できるほど長い海岸線を持っている。
そこで柏崎市の現状はどうだろうかと思い、柏崎市青海川海岸へ出向いてみた。

つい先日、中越沖地震で被害を受けたJR青海川駅がリニューアルされたので、一緒に写真に収めてみました。
背後の斜面は崩落防止工事が進み、コンクリートむき出しの斜面がとても痛々しく感じられた。
漂着ゴミここは少し入り組んだ海岸線をもつため、特にゴミが集まりやすいようだ。漁具や流木といったものも多数打ち上げられていたが、それ以外に特に目立つペットボトルだけを試しに拾い集めてみた。

するとこんな状況である。
写真で集めたのはおそらく200個程度だろうと思うのだが、これだけの量をあつめるのに10分とかからなかった。
少し分別をしてみたところ、大半は日本国内のゴミだったのだが、中国製や韓国製のものに混じってロシア製のものがかなり多く混ざっていた。
国外から流れ着いたゴミではロシア製のペットボトルが一番多かったようだ。
漂着ゴミ冬の日本海の季節風に乗ってはるばると流れ着いたのだろうか?
それとも沖を通るロシア船から廃棄されたものが漂着したものだろうか?

いずれにしても柏崎市も海外からかなりの漂着ゴミが流れ着いていることは明白である。
実は集めた以外にもまだ海岸には拾いきれないほどのペットボトルや家庭ごみまでもが散乱していたのである。
一人では時間と労力に限界があり、とてもではないがさほど広くはない青海川海岸のゴミですら回収しきれないのである。
昨年、青年会議所の事業で柏崎市内全海水浴場の一斉海岸清掃に参加したのだが、今年もこういう事業は必要なのではないだろうか。

サンライフくりばやし 栗林 康裕

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