- 2008-3-1
- eこってニュース
みなさんは、「表具屋」ってどんな仕事をしているのか、ご存知でしょうか?
「えぇー? 全然わからないよ」なんていう人も多いかもしれません。
そこで、今回は、表具屋である私の仕事についてご紹介しようと思います。
まず第一に、掛軸や屏風、額などを作ったり、修理したりする、といった伝統的な仕事があります。表具屋といえば掛軸、と連想する人もいることでしょう。
次に、ふすまや障子の張替。これも表具屋の代表的な仕事です。
そしてもう一つ、大きなウエイトを占めるのが、内装工事です。
天井や壁のクロス張り、カーテンやブラインドといった窓装飾、さらにカーぺットやクッションフロアなどの床工事などです。
新築の内装工事はもちろんですが、壁紙の張替えや床の張替えといった、リフォーム工事も数多くあります。
このように、表具屋の仕事って、いろいろあるのですが、私の日々の仕事の中で、特にお客様に喜んでいただけるものに、和室の砂壁に壁紙を張る工事があります。
例えば、古い砂壁がボロボロ落ちて、掃除しても掃除してもきりがない、なんていってお困りのお客様にお勧めしますと、工事完了の時には、
「あぁ、嬉しい。もっと早くやればよかった」
といった、私も嬉しくなるお言葉をいただくことがとても多い工事です。
せっかくなので、写真つきで作業工程をご紹介します。
- 工事前の古い壁
- 壁全面に硬化剤を塗る
- 固まった壁面に全面パテを施し、平らな下地を作る
- 壁紙を張る
- 完了
部屋の間取りなどによって異なりますが、6畳の和室で工期は2~3日、お値段は6~7万円くらいです。
今日から3月。
冬の寒さもあと少しの辛抱。暖かい春はすぐそこです。
きっと、ご満足していただける自信があります。
お宅でも、いかかですか。
平田表具店 平田 公