- 2012-5-1
- eこってニュース
前回、この原稿を書いたときには、妊娠真っ最中でした。
そのおなかの子が生まれて、1年半がすぎようとしています。
この歳になって子供を授かることができ、子育てをすることができることに感謝の日々です。
最近、見る物や見方が変わったなあと感じます。
子供がいるということで、ライフスタイルが全然違うものになったんですね。
夫婦二人のときは、それはそれは自由気ままでした。
好きな時に好きなことをして、食べ物にも着る物にもまったく気を使わない。
食事の時間も寝る時間もお風呂の時間も、好きな時にとれたわけです。
でも、子供が生まれたことで、その生活はまったく違うものになりました。
すべてが自分の思う通りにはいかないんですね。
生まれたばかりのころは、トイレすら思うように行けませんでした。
いや、子供の力はすごいです。一声泣くと、大人が右往左往するんですから。
圧倒的なパワーで大人を動かす、これが子供のチカラなんだなあと思い知りました。
そしてその力は、見る物・見方すらかえてしまいました。
大人の着る物は抱っこするのに支障のないもの。食べる物は極力体によさそうなもので、子供のためにならないものはやめる。
子供が喜びそうな場所を選んで休みの日はでかけたり、寝る時間を早めるために早寝早起きを心がける。
まず子供のことを考えてから、自分の物を選んだりしたりするようになりました。
いやはや、夫婦二人の生活が長いと、こんなことすら新鮮に感じてしまいます。
世の中のお母さん、とても尊敬します。自分の親にも感謝ですね。
まだまだ「母」にはなれないですが、これからも子供のチカラで少しずつ「母」になれるようにがんばっていきたいです。
そして、この経験を仕事のほうにも活かしていけるようにがんばります!
洋服のヌノカワ 布川 郁子