- 2011-9-27
- eこってニュース
「夏草や 兵(つわもの)どもが 夢の跡」
この有名な松尾芭蕉の句が、ここ平泉で詠まれたことを、お恥ずかしながら今回初めて知る。
ガイドさん(ベテラン)のお話では、現在人口約1万人の平泉だが、藤原氏が栄華を誇った平安時代末期には、10万人の人口があり、当時の京都20万、奈良15万と比べても、日本有数の規模であったとのことだ。
冒頭の句は、藤原氏の時代から約500年後、松尾芭蕉がこの地を訪れた際、草木が生い茂り、荒廃したこの地を高台から眺め、詠んだ句である。
また、兄頼朝に追われた義経が自決した場所であり、弁慶が矢を受け立ち往生した場所でもある。
私も高台にある中尊寺の境内に立ち、芭蕉同様、平安の時代にしばしの間思いを馳せる。
歴史に浸る、よい旅であった。
PS. 金色堂に、虻ちゃんとその相方さんがいましたよっ。
八幡開発(株) 飯塚 政雄