- 2011-5-10
- eこってニュース
3月11日の東日本大震災から2ヶ月が過ぎようとしています。
私自身、新潟地震・中越地震・中越沖地震の経験者。
特に小学生だった新潟地震の時はとにかく怖かった。
その時の恐怖は今でも忘れられない。
そして今回の東北大震災。
津波も同時に経験した小さい子供たちの心の傷は計り知れない。
まだ記憶に新しい中越沖地震のときは、夏の海水浴のはじまりで、これからがんばろうと話していた矢先に起きた地震。
(内心、地震が来るなら海の家が建つ前に来ればいいのに・・!!1軒分の支払いが待っている。)
お先真っ暗。
その日は、ただただ悲壮感が漂い、この先どうなるのか?どうしようか?
そればかりを考えながら家の中には住めなかったので、浜茶屋で一晩過ごすことに・・
朝起きてびっくり!!
柏崎港には、すでに海上自衛隊の船が何艘も着岸、沖にも2.3艘待機してました。
そして県内外から陸上自衛隊の救援隊がたくさん到着してました。
驚きよりも感激し、みんなが助けに来てくれているんだ!!全国から助けにきてくれてるんだ!!と・・・そのときから自分も頑張ろうと前向きの気持ちに切り替わった事は言うまでもありません。
その後は、色々な分野でのたくさんのボランティアに助けていただいた。
そして今回の地震では、当店も加入している菓子組合青年部が全員一致で中越沖地震の時の暖かい支援に御礼と応援に行こう!!と意見がまとまり即行動!!
菓子組合青年部支援隊有志22名。
支援物資・市内の菓子店からの協賛のお菓子など現地に迷惑がかからないようにすべて積み込み4月12日宮城に向け出発!!
12日は仙台市内。13日は気仙沼の避難所を2日間で4箇所
瓦礫の山・避難所の生活などマスコミで報道されてる以上にすごい惨状に言葉がなかったそうです。
その頃はまだ震度5クラスの地震が毎日起きてました。
持っていった笹ダンゴや御菓子はおやつとして、現地で作った鯛めし・山菜おこわは、当日の食事として、皆さんにたべてもらいました。
毎日支給される冷たいおにぎりよりどれだけ喜んでもらえたことでしょう。
現地では子供たちにも参加してもらい餅つき。つきたての餅はおしるこに・・
後で聞いた話ですが、涙を流しながらおしるこを食べていたお年寄りがいたと・・
何処へ行っても喜んでいただき、本当に行って良かった。
と同時に菓子組合 青年部の行動に感動しました。
今回の被災地の応援に残念ながら私は参加が出来なかったのですが、次に行くときは必ず参加します。
地震発生当初、歌手の松山千春さんが言っていた言葉
知恵があるやつは知恵をだそう
金のあるやつは金をだそう
力のあるやつは力をだそう
何も無いやつは元気をだせ
誰にでも、どんなかたちでも何か一つくらい力になるものは持っているはず
そして、5月から当店も参加して「がんば716の恩返し大作戦」も立ち上がりました。
ネット通販で被災地支援
応援します!東北・福島
今のこのときをみんなで乗り越えましょう。
明るい明日がきっと来るはず。
復興には、まだまだ時間がかかると思いますが、みんなが笑顔で暮らせる日が一日でも早く来る事を願わずにはいられません。
(株)キネフチ 杵渕 まち子