- 2010-3-1
- eこってニュース
柏崎には、たくさんの頑張っている人たちがいる。
その人たちをつなげていきたい。
それぞれの集まりでは、限りのある活動でも、その力をつなげることで、もっと 大きな力になるのでは・・・
そんな話しを最初に、中越沖復興支援ネットワークの水戸部君より聞いたのは、 昨年の暮でした。
彼らの呼びかけで集まったメンバー数十人と、初めて参加したのが、 2009年の12月16日、東本町にある『キッチンポテト』で行われた『ディス柏』です。
ディス柏とは
みんなでおしゃべりをしたり、お茶をのみながら、柏崎のまちづくりについて 考えるコミュニティーの空間をつくろうという、ディスカッションの会です。
【ディス柏:趣旨】
1:仲間と出会う
ディス柏は、柏崎の未来を一緒に動かせる仲間を見つける場所です。
一緒になって「まち」について語り合いましょう☆
2:楽しみながら
ディス柏は、楽しみながら考えていくことが前提です。
柏崎で、どうやって面白くするのか、楽しみながら考えましょう!
3:一緒に動く
ディス柏で、気の合う仲間を見つけて、
小さなことから柏崎を変えていく、そんな「まちづくり」をやりましょう!
ここで人と人がつながることで、まちづくりのなにかを始めていけるのでは?
震災より今年で3年目。よりよいまちをつくる支援を、この会を通して行いたいと いう主催者の想いがそこにあったように感じます。
集まったメンバーはそれぞれに、なんとか柏崎を盛り上げていきたいという、 熱意をもっていました。
年代は20代から40代前半くらいの様々な人たちが集まり、すでに、イベントなどで地域に根付いた活動を行っているグループもありました。
初回は、初めて会うメンバーたちの自己紹介から始まり、どんなことを やってきたのか、これからどんなことをやっていきたいのかなどを 話していきましたが、聞くうちに、ひとつ気づいたことがありました。
それは、みんな、まだ柏崎という地に魅力を感じきれていないということ。
市外から就職や、学生としてこの地に住み始めて、なかなか知り合いもできず、早くこの街を出たいと思っていた・・・そんなさびしい言葉もちらほら聞かれました。
だからここに楽しみをみつけたい!
そんな想いに触れたとき、自分にも似た想いがあったように感じました。
せっかく住んでいるこの街をもっと楽しみたい!もっと楽しい場所にしたい!
実際そんなことを、ちょうど私も考えていたのです。
では、なにをしていけるのか・・・
第二回目には、グループで、大きな紙に柏崎でどんなことがやりたいのか書き出してみました。
お年寄りと子供たちをつなげたい。柏崎のお散歩マップをつくりたい。など、それぞれの想いを紙に書いていきます。
2010年2月16日、三回目のディス柏が開かれました。
今回は、せっかく集まったメンバーでなにかひとつのことをやってみようという話しがでました。
私たちになにができるのか?
「まずは、大きなことじゃなくていいから、小さなことから、初めてみよう!」
「柏崎のいいところを、次回までに一人一日1個づつでいいから探してみないか?」
「ペットボトルのふたを集めているお店があるから、エコをテーマに集めてもいい」
本当に小さなことからでいいからはじめてみよう・・・
そんなふうにみんなで話し合う時間そのものも、とても大切である気がしました。
この柏崎をもっと活気ある街にしたいと願い活動している人は、たくさんいらっしゃいます。
すでに活動されている方は、自分たちのできることで、また市と協力しながら、大きな力となって街の活性化に貢献していらっしゃるかもしれません。
でもここで、小さな産声を上げた、この人とのつながりの場は、これから先、本当に点と点をつなげて線にし、それを面にしていく可能性のある場を提供してくれているように感じました。
学生だったころのように、意見を交わしながら、真剣に人の話しに耳を傾ける。
本当に住みよいまちづくりは、やはり自分から携わっていくことからでしか、つくることができないのかもしれません。