えんま通り商店街

2007年7月16日に中越沖地震を起きました。そのとき自宅兼店舗ハルビン二号店はちょうど建前した二日後でした。
閻魔堂大工さんたちは二階にいて仕事をしていたところでしたが、怪我なく無事に下におりて、慌てて会社に戻ったそうです。
あの日は月曜日でハルビン1号店の定休日だったので、家族と従業員と弥彦温泉に向かうところでした。
すぐ帰ろうとしましたが、柏崎に帰る道路は陥没したところばかりで、10時間以上もかかって夜の8時頃、ようやく柏崎に帰ってきました。

想像よりかなり大きな地震で、甚大な被害で、あまりに驚きました。
40歳を過ぎて人生で一回しか建てられない家なのに、建てている最中に地震に遭われるなんて信じられなかった・・・

えんま通りの店舗や住宅は数多くも倒壊してしまって、商店街のアーケードも崩れてしまい、二日前に建前した建物も傾いてしまって、続けて建てることができない状態でした。
一ヶ月以上工事を中断しました。あとで傾いた建物を垂直に直したら、店舗の床と外の地面は段差ができてしまいました。店舗の入り口にも約10cmの段差ができて、出入りするとき気をつけないとちょっと危なくなりました。

えんま通りの取り組み地震三ヶ月後、ようやく二号店が、えんま通りで「希望の星」と言われるくらいえんま通りの皆様の期待を集めててオープンできました。

それからあっという間に二年間をすぎてしまいました。

えんま通りでは、地震からの単なる復旧ではなく、創造的な新生商店街を実現するため、「街づくり構想」、「えんま通り商店街復興ビジョン」、「まちづくりガイドライン」などを作成し、さらに「街並み検討委員会」を発足させ、復興に向けて再建が本格してきました。

(1)昨年は新生えんま通り復興ビジョンを作成し、復興方針を策定しました。

これはえんま通り復興のためにそれぞれの個人的な考えをまとめたものであり、共通認識となる概念(言葉)づくりに力を入れました。

そして、この総論を元にエリア分けて、それぞれの整備イメージを作ることに基づいて実際の事業化などのプロセスに入ります。

(2)”まちづくり”の中で、えんま堂の一刻も早い修復などへの理解を促すため、6月7日「えんま堂建募金委員会」が発足し、えんま市期間中街頭に立ち募金を呼びかけました。

えんま通りの取り組み(3)「えんまの手鏡(女性会)」で「えんま手拭い」販売し、えんま市期間中に完売しました。好評につき、これからも引き続き販売する予定です。

(4)店舗や住宅を再建する際のルールを定めた「まちづくりガイドライン」をまとめて、 6月11日公表し、取り戻したい賑わいのこと、様々な思いをぶつけ合いながら作ってきました。復興への流れの中で、着実な一歩を踏み出しました。

(1)復興街づくりをきっかけに再度えんま通り商店街の賑わいを取り戻すことをめざす4階建て共同建てかえ事業。

高齢者向けの住宅、若い夫婦向けの住宅、オフィス併設の住宅、学生向けの住宅など、さまざまな企画の住宅が検討され、ガイドラインに沿ったモデル的な再建を実現します。(23年夏竣工)

(2)日常生活上に必要な支援と介護サービスをうけながら、在宅に近い暮らしのできる有料老人ホームを核とした5階建てビルを新築する事業。

ほかに5月31日の全体会議の発表で、新たな復興事業も本格になってきました。

この中にディーサービス託児所を併設し、高齢者から子供、障害のある人たちを支援するとともに、将来的には健常者をふくめた人たちが気軽に立ち寄り交流しながら、それぞれの人にあった有意義な時間を過ごすことができるスペースと仕掛けを設け、えんま通り商店街の賑わいを作る一翼を担うような施設です。

えんま通りの取り組みえんま通りは復興に向けて、少しずつ歩み進んでいます。

活気、賑わいを取り戻すには、まだまだ時間がかかりそうですが、新たな街づくりにみんなで力を合わせていきましょう!
全国の皆様も応援してください!
中華料理店ハルビンももちろん復興にむけて一所懸命に頑張ります。
ぜひ復興していくえんま通り商店街を見てください!
柏崎えんま通り商店街シンボルマーク募集中です。

以上の内容は自分で思ったことで、もし実際の方針と行き違ったら、お詫びします!

(有)ハルビン貿易商会 本間 悦子

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