- 2008-11-1
- eこってニュース
中越地震から4年、中越沖地震から1年と3ヶ月が経過しました。
私たちの柏崎では、この4年間で2度の大地震に遭遇し、大変な被害を受けました。
そこで学んだ教訓として、普段から自宅や会社の地震対策が非常に重要であることを再認識させられました。
地震列島日本に住む私たちとしては、一人一人が万が一の大地震のために備えなていなければいけません。
また、同時に各企業でもBCP(事業継続計画)策定、推進や従業員の安全を確保する対策を講じていかなければいけません。
当社は、従業員の安全を確保するために、今年の9月に「緊急地震速報のシステム(高度利用者向け)」を導入しました。
ご存知の方も多いかもしれませんが、今回はこのシステムについて、皆様にご紹介したいと思います。
右の写真がシステムの一部となります。
全国で地震が発生した場合、ある一定基準以上の地震の情報が気象庁より衛星通信で送られてきて、ピンポイントで当社の予想震度と到着予測時間を音声と画面で知らせてくれる仕組みです。
【アナウンス例】地震発生 震度5弱 30秒前…20秒前…10秒前…
また、各部屋には写真2の端末が設置してあり、地震発生時に大きな警報音で地震(大きな揺れ)が到着することを知らせてくれます。この音を聞き、従業員は大きな揺れが到着する前に安全な場所に避難したり、机の下に避難することができます。
【警報音例】地震到着10秒まで ピーピーピー…、5秒までピィピィピィ…、0秒までピーーー…
※昨年、10月より開始された気象庁の緊急地震速報(一般向け)では、テレビやラジオを通じて地震速報が発表されますが、内容は震度5弱以上の地震のみ「ある地域・地方に大きな揺れが発生する」旨の情報が発表されます。また、複数の地震観測所から情報を収集してからの情報発信となるので高度利用者向けよりは遅い発表となってしまいます。
詳しくは、気象庁HPをご覧下さい。
また、このシステムの応用として放送設備と連動して一斉放送を流したり、エレベータや様々な設備と連動させ自動停止させるなどを行うことが出来ます。
5秒でも10秒でも前に大きな地震が来ることが分かれば、安全を確保することが出来ます。
興味をお持ちの方は、当社でデモをすることが出来ますので、お気軽にご連絡下さい。
(株)柏崎情報開発センター 金田 隆