- 2008-8-1
- eこってニュース
今回は弊社サーバーの稼働率のお話です。
現在弊社が採用しているwebサーバーは、NTT/VERIOのVPSがベースになっています。
このサーバーの魅力は
- 3重のディスクバックアップ体制
- サポートデスク(英語だけど)の充実
- ある程度サーバーの管理をやってくれること
データセンターも数年前からNTT Comの東京イーストデータセンターにサーバーが配置されるようになり、ますます充実してきています。
こんなに素晴しいサーバーではありますが、サーバーを扱うには、やはりそれなりのUNIX技術管理者が必要になってきますし、サーバーに対する一般的な(技術面以外の)予備知識が必要になります。
サーバーに対する予備知識としては、やっぱり
「どんなに素晴しいサーバーでもダウンする」
ということでしょうか?
「99.9%の稼働率」って言葉、結構あちこちのレンタルサーバー屋さんでお目にかかると思います。
実はNTT/VERIOのVPSも99.9%の稼働率をうたっています。
99.9%の稼働率ならすごい!止まらないに等しい!って思うかもしれません。
でもこの99.9%って数字、よくよく計算してみると・・・
1日は24時間。1年は365日。それを掛けて99.9%はどうなるかというと・・・
「24時間x365日=8760時間
8760時間の99.9%は約8751時間
8760時間-8751時間= 9時間
つまり年間9時間!
「年間で9時間程度はサーバー止まってもいいですよね?」
っていうことになるんです。
「1ヶ月に1時間弱、毎月毎月止まっちゃっても文句はないでしょ?」
と言っているのと同じ。
これはサーバーメンテナンスとか、そいうのは含まれないので、実際にはもっともっと長く感じるかもしれません。
どんなに有名で安定度が高いといわれていても、結局はその程度なんですね。
これを大前提にサーバーと向き合う必要があるというわけです。
例えば・・・
「あ、うちのウェブショップのサーバーが落ちた・・・」
で、イライラしていては身が持たないんです。
「そういうもんなんだよね」と一呼吸置いて、心を落ち着けるゆとりが必要なんです。
それでは、落ちたときはどうすればいいか・・・。
「ただただひたすら待つ!」んです。
待っている間も、NTT/VERIOの高度なUNIX技術を持った技術者たちが一生懸命復旧作業を行っています。
しばらく待ってから再度アクセスしてみたら、「何事も無かったかのように復活してた」ということになっているでしょうから、どうぞ安心して待っててください。
ちょっと話はずれるかもしれませんが、Yahoo!やGoogleだってあの規模でサーバーを運用していても、結構落ちてるのを見かける機会ありますよね?
彼らは世界中のデータセンターと契約して、ものすごい台数のサーバーを運用していると思うのです。それでもやっぱり障害って起きるんです。
そんなこんなでサーバーの稼働率のお話、参考になったでしょうか?