- 2007-2-21
- eこってニュース
2年ぶり3回目となる『eこってニュース』です。KASIXの金田です。
さて、今回は「キャリア教育」について、少しお話したいと思います。すごくかたい話となってしまい恐縮ですが最後までお付き合い下さい。
これを読んだあと、「キャリア教育」という言葉に少しでも関心を持っていただけたら幸いです。
「キャリア教育」
あまり聞いたことがない方もいらっしゃるかと思いますが、日本では平成11年ぐらいから、この言葉が取り上げられるようになったそうです。
また、今年度、柏崎青年会議所の「柏崎のこども育成委員会」でのテーマとして取り上げられている内容で、現在、私も一緒に勉強させていただいております。
さて、「キャリア教育」とはなんでしょうか?
「児童生徒一人一人の勤労観、職業観を育てる教育」と言われ、2004年文部科学省「キャリア教育の推進に関する総合的調査協力者会議報告書」~児童生徒一人一人の勤労観・職業観を育てるために~では、「児童生徒一人一人のキャリア発達を支援し、それぞれにふさわしいキャリアを形成していくために 必要な意欲・態度を育てる教育」と定義されています。
社会が急激に変化・多様化した中で、また、何でも欲しいものが手に入る恵まれた時代で、子供たちに将来の夢や希望、そして自分の将来を選択させる能力、勤労観・職業観等を的確に持たすためには、このキャリア教育は非常に重要であると考えます。
それでは、私たちに何が出来るのでしょうか?
教育だから「学校に任せればよい」では成り立ちません。
地域・企業・学校・家庭がそれぞれ連携し、進めていかなければ、効果的な「キャリア教育」の実現は不可能です。
色々な方法が考えられると思いますが、代表的なものとして次の3つをご紹介したいと思います。
- 家庭でのキャリア教育
- 地域行事への参加
- 職場見学・体験
家庭でのキャリア教育では、例えば、「お手伝いをさせることで家庭の中で役割を認識させる」、「親の仕事の話をして親の大きな背中を見せる」、「外出先でいろいろと働いている人を見て、その人たちがどんな役割で仕事をして、社会に役立っているのかの話してやる」などなど些細なことでも十分なキャリア教育であり、子供に大きな影響を与えることが出来ます。
地域行事への参加では、地域で行われているお祭りやイベントにお客ではなく、役割を与えて働かせる、そこから勤労観を培うことができます。また、親以外の大人に触れる良い機会となります。
最後に職場見学・体験です。
これは言うまでもなく実際に働いている企業を見学して、疑問に思ったことを質問する。
また、これにその企業で実施可能な職場体験をさせることが出来たら、さらに効果は倍増です。
子供の時から色々な職業に触れる機会(知る・見る・経験)を作ってやれば、職業観・勤労観を育むことができるでしょう。
ぜひ、皆様のところにも学校やその各方面より、職場体験や見学等の依頼があった場合は、ご協力下さい。
その子供たちが未来の柏崎を支えてくれえると思います。
私も勉強中なので、ありきたりの事しか書けませんでしたが、今後、新聞やニュース等でも取上げられることが多くなると思います。
そのときに今回のこの内容を少しでも頭の片すみにおいて関心を持って聞いていただければ幸いです。
(株)柏崎情報開発センター 金田 隆