- 2005-10-21
- eこってニュース
ついに2回目のeこってニュースの順番がまわってきました。
そこで今回は最近家の近くでスズメバチの大きな巣を見つけたのでこのことについて書いてみます。
ここのところテレビでも毎日のように蜂に襲われたという報告がされております。
今年は春先の記録的な少雨の影響で、繁殖を増やし通常よりも多くのスズメバチの巣がいろいろなところにできているようです。
スズメバチの被害の大半は8月から10月の3ヶ月間に発生し中でも9月が最も多いとされていますが、ただ今年は温暖化のためその時期がいつもより遅れているようです。
スズメバチへの対処法としてスズメバチは黒色にたいして激しい攻撃性を示します。
これはよく巣を襲う熊への防御本能だとも言われております。そのため黒系の服は避けるようにしましょう。
また強い香のする香水や大きな音にも敏感に反応しますので注意しましょう。
万一スズメバチに刺された時、巣が近くにある場合は大変危険なのですみやかにその場から低姿勢で逃げましょう。
また傷口を清潔な水でよく洗い流し、できるだけ速やかに毒液を吸いだしましょう。
応急処置が済んだら、すぐに近くの病院へ行きましょう。もしアナフィラキーショックが起きると、短時間のうちに危篤状態になります。
ここでスズメバチの毒について調べてみました。
日本で蜂に刺されて死亡する人は年間30人くらいといわれております。
これは熊や蛇に襲われて死亡するより多く、動物に襲われて死亡する理由のダントツ1位とされています。スズメバチによる死亡はほとんどが、アレルギー性のショックによるものです。
ハチ毒アレルギー体質の人では、過去に刺された時に体内のできたハチ毒に対抗する抗体が2度目に入ったハチ毒に過敏に反応して血圧低下その他の症状を起こし、これが危険なわけです。
最後にスズメバチは気温が12度よりも下がると行動しなくなるそうです。
もう少しすれば気温も12度よりも下がると思いますのでもうしばらくはスズメバチに注意を促しましょう。
そして、蜂に注意しながらの秋のきのこ狩り&散策でのお楽しみの後に松島の温泉はいかがでしょう?
(株)松島 佐藤隆治