- 2004-8-1
- eこってニュース
去る6月27日に柏崎市の産業文化会館にて 朗読会”魂の声 失われた24年”が開かれた。
これは北朝鮮による拉致被害者の蓮池薫さん、祐木子さん夫妻を応援し、家族の絆を考えようと、同級生が中心となって行ったものである。
この時の声優、ピアニストの方々5人が昨日、今日(7月31日・8月1日)と再び柏崎を訪れた。
朗読会では会場に入りきれない超満員となり、声優さん達は柏崎の観客やスタッフの方々を大変気に入られ、是非、今度はプライベートに柏崎を訪れ楽しみたいと思ってのことである。
忙しい中、時間をやりくりし、1ヶ月前に予約を試みたものの、名だたるところは既に満杯であった。
駅前のホテルを確保し、とりあえずは安心して、東京からやってきた。
まずは、温泉が目的の一つである。
迷った末、高柳のじょんのび村へ行くことにした。
車で30分で、山の中へいき、楽寿の湯につかること50分。
山の空気に囲まれて、蝉の声の中で、ゆっくりと時の流れがとまる。高い天井を見やり、露天風呂で山や、雲のながれを見る・・・。
次は、柏崎に戻って、夕日が海に沈むのを見ようと車に乗った。
真っ赤で大きな夕日を車で追いかけながら、中央海岸へと向かい、今度は海の潮風に包まれる。
夜は新鮮な魚料理を堪能した。
海と山の自然に恵まれた柏崎は東京の声優さんを”日本のふるさと”へ案内し、彼らに”心のふるさと”を思い起させたようだ。
今日は遊覧船で国定公園の海岸線を周り、谷根ダムから流れ出る水しぶきを見、恋人岬で海を眺め、日本で一番海に近い駅”青海川駅”のホームに立って、テレビドラマ”高校教師”の最終回を思い出す。
鮮魚センターで幻の魚”のどぐろ”を買い求め、柏崎の地酒、原酒造の秘密の酒、日本酒シャンパンを味わった。
そして、メトロポリタン松島にて、蓮池夫妻と昼食をとりながら歓談し、役者の芸の奥深さについて話は尽きない。
松島さんの最上階の展望風呂にはいり、密度の濃い時間を楽しんだ。
これ以上ない満足で今日の夕方、東京へと帰路についた。
ふるさと柏崎は、北朝鮮で生まれ育った蓮池さんの子供さんに対しても、新しくふるさととして優しく包み込んであげることだろう。
人を優しく素直な気持ちにさせる、そんな柏崎を多くの人に知ってもらいたい!
八幡屋 野俣正一